作曲家 植松さん
桜とブロントサウルス
今年もまた桜の季節がやってきました。多摩川沿いの桜並木もきれいに色づき始めております。
日本には桃から始まり桜のこの季節にいたるまで花見などをして花を愛でる習慣がありますが、あれはきっとその花の色に秘密があるのではないでしょうか?
桃や桜のあの薄く淡い紅色は我々の日常生活から程遠い非現実を連想させるのではありますまいか?現実の厳しさ、冷たさがどこにも見出せないその柔らかな色は桃源郷という言葉にも使われているように夢心地を連想させますし、薄紅色に覆われながら散歩したりその下で酒を酌み交わすことは古来から日本の人々にとって現実逃避できる最高に幸せなひとときとなっていたのかもしれませんね。
これが真っ赤じゃダメなんだよなぁ。白では色気がなさすぎるし、かといって黄色だとちょっと印象が強すぎる。やはりどこにも属さぬあの淡い
中間色がいいですよね。しかもその花びらが風に吹かれてヒラヒラと舞い上がった日にゃ即座に平安時代にタイムスリップな感じです。風流ですね。歌でも詠みますか?
「多摩川のぉ~ 桜の下のぉ~ 青テントぉ~
暮らす人たちぃ~ 税金払え~」

